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▼オリオン座流星群を見よう!

 ハレー彗星がまき散らしていった塵(数ミリ程度)の中を地球が通過する
ときに、オリオン座方向から放射状にたくさんの流れ星が降って来るように
見られるオリオン座流星群が本日21日の23時ころ極大となる予報です。

 これまでは、1時間に10〜20個程度しか見られない中程度の流星群でしたが、
2006年から突然活発化し、1時間当たり100個以上の流星が観測されました。
2007年も50〜70個程度、2008年は30〜40個程度と減少していますが、最新の研究
によると2009年は40〜50個と予想されています。2010年まで続くと予想されて
いますが、月明かりが邪魔します。次の活発化は70年後と予想されています。

これだけ宇宙観測技術が発達した現在でも、流星群に関してはまだよく
わかっていないことも多く、彗星がまき散らしていった塵が小さすぎて
その分布状態が観測できないので、たまたま塵の密度の濃い部分に突入
すると、雨のように流れ星が降って来る流星雨といわれる現象が起こります。
また、少し大きな塊が降って来ると、火球といってかなり明るく長く輝くもの
になります。それよりも大きなものは燃え残りが隕石として落ちてきます。
ですから、できるだけ多くの人の観測データを集めることが流星群の解析
に重要な手がかりとなります。

 夜10時ころ東の空から放射点のあるオリオン座が昇ってきます。上には
おうし座のすばるも輝いています。放射点を中心に肉眼(めがね)でできるだけ
広い範囲を視野に入れて眺めていると、スーッと明るい光の筋を見ることができる
はずです。その光の筋の流れた方向を逆にたどったときにオリオン座の放射点
があれば、それがオリオン座流星群です。

 私も19日の夜9時から10時まで観測したところ、5個観測することができました。
23日には「宇宙散歩」講座で観測を行い、世界天文年2009日本委員会
公認イベント「見えるかな?オリオン座流星群」キャンペーンに参加する予定
です。

 私は70年後見ることができるかわかりませんので、今年頑張ってみたいと
思います。皆さんもぜひこの機会に流れ星を見て「星に願い事」を唱えてみませんか。
流れている間に、3回を唱えると願い事が叶うといわれています。
いままで、何度かチャレンジしましたが1回唱えるのがやっとでした。
「うわぁ〜・・・」と言葉にならないくらい、とっても感動的ですよ。
2009/10/21 21:52 (C) 元樹のノート
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