▼ようこそ!九里ファミリーへ!2011/04/08 22:15 (C) 元樹のノート
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1年5組担任の高橋 元樹(もとき)と申します。
大切な命の宝を大切に育みます。どうぞよろしくお願い致します。
東日本大震災により、亡くなられた皆様に心より哀悼の意をささげます。
また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますと共に一日も早い復興
をお祈りいたします。
言葉では言い表すことのできない思いがこみ上げて胸が締め付けられます。
新入生の皆さんも保護者の皆様も複雑な心境の中での入学式となったと思います。
この春の高校入学を楽しみにしていながら亡くなられた被災者もいると聞き、
どれほど無念であったろうかと思うと胸が苦しく涙が止まりません。
一ヶ月近く経とうとしている現在に至っても、安否の確認が取れずに
最愛の家族を探している方々もたくさんおられます。
あらためて命の大切さを思い知らされました。そして、生きること、学ぶことの
意味について深く考えさせられました。
私は、高校3年のセンター試験前日、1993年1月15日に起きた釧路沖地震で震度6を
経験しました。横揺れから縦揺れに変わり、テレビは落ち、食器が割れ、冷蔵庫が
倒れてきました。冷蔵庫を支えている間に電気が消えて真っ暗な家の中に閉じ込め
られました。海岸から1kmほどしか離れておらず、川からも300mほどしか離れてい
ないので、津波が来ていたら生き残ることができなかったと思います。
それ以来、自然の中で生きることの厳しさを実感し、災害のときに愛する人々を
守ることができる本物の力を身につけようと一日一日を大切に生きてきました。
しかし、今回の大震災で大自然の猛威の中では人間は本当に無力であると感じました。
さらに、福島原子力発電所の事故で常に最悪の事態を予測して、対策を練って
その事態が起きたときにリスクを最小限に抑える手立てを準備しておくことの
大切さを思い知らされました。
このような中で、新入生のお二人の言葉が心にしみてきました。
震災の痛みを感じ、受け止め、そして、たくましく乗り越えていこうと
いう若者らしい覚悟と決意を力強い言葉にのせて体育館に響かせてくれました。
これまでも幾度となく、生徒のみんなに助けてもらったと感謝しています。
この出逢いが、一生の宝となるように絆を深め、共に成長して本物の力をつけて、
日本の復興のために自らの持てる力を発揮して、愛する世の人々に捧げましょう!
卒業まで残り1060日!一日一日を大切に生きていきましょう!